碧螺春
碧螺春は、二大中国緑茶の一つで、茶葉の大半が白い新芽によって構成されているため、全体的に白っぽく見えるのが特長です。そして、この新芽こそが碧螺春の爽やかでフルーティーな香りの原点です。つまり、良質な碧螺春の条件には、茶葉にどれだけ香りの元になる新芽が含まれているかによります。
春にしか摘まれない稀少高級茶である碧螺春は、その茶葉の色と形から、中国語で『サファイヤ』と『巻貝』を意味する『碧』と『螺』の文字からその名が命名されました。
中国10大銘茶の一つにも数えられ、古くは清の時代の皇帝に献上されていた銘茶です。
また、茶樹の新芽だけを一芯一葉で摘むため、500gの茶を作るのに、一芯一葉が7~8万個必要とされています。
碧螺春のお茶の色
お湯を注ぐと、碧螺春の茶葉が新芽であることが、清い緑の茶葉で分かります。花のような清らかな香りが感じられます。
碧螺春の水色は、薄い黄緑色で、その味わいは日本の緑茶よりも渋味が控えめで甘く、香りがふんわりと広がります。飲んだ瞬間、若々しい新芽そのものの香りが口いっぱいに広がります。
冷茶にしてもとても美味しく頂けます。
碧螺春の似合うシーン
- 日常茶として
- 甘味のある上品な緑茶を探している方
碧螺春の規格
- 原料原産国:中国浙江省